2011年06月19日
【桃園】雀巣大飯店NESTLE HOTEL(台鐵・桃園駅前)
みなさまこんにちは。(≧∇≦)
しばらく事情で更新を休んでいましたが、今回は突然ながら吾輩常宿の桃園駅前の雀巣大飯店NESTLE HOTELの情報です。
これまでの吾輩の宿泊経験から総括的に改めてこのホテルを紹介したいと思います。
当ブログでもたびたび話題にしている雀巣大飯店ですが、このホテルは立地条件(桃園駅の目の前)、価格(1泊930元)という大きな利点はあるものの、以下のように留意点がいくつかあるので、このブログを見て泊まろうと考えてる方は諸々を理解された上で旅程を組んだ方がよろしいかと思います。
なお、吾輩は桃園での宿泊は今のところこのホテルしか考えられませんが、そうは言っても皆さまに全面的に手放しでお勧めしている訳でもありませんので、そこのところ理解願います。
これまで吾輩がかなりの日数をこのホテルで過ごした経験から、ホテルの特徴を以下にまとめますので、利点をうまく生かして(欠点に目を瞑り)利用できればよろしいかと思います。
それでは以下は参考まで・・・
1.空港からの交通
空港からのメータータクシーはメーターの1.2倍加算され、ホテルまで560~580元前後になる。
ホテル前に横付けしなくてもよければ、タクシーの運転手には「台鐵・桃園駅(在来線)」と言えばいいだけなのでコミュニケーションは比較的簡単。しかし高鐵・桃園駅(新幹線)と間違わないようにしないといけない。所要時間は25分前後。
バスの場合、およそ40~60分に1本のようで運賃は53元。所要は1時間前後。桃園から空港行きバス乗り場は今日大飯店の隣のコンビニ(セブンイレブン)前から出発。
2.宿泊費
日本人など観光客に勧められる部屋はほとんど決まって×02号室で、駅が見える側の部屋。吾輩の経験では2~7階までがあり間取りはほぼ同様。この部屋で1泊930元。この値段は1人で泊まろうが2人で泊まろうが同じ。
3.スタンプカード
数年前に値上げして以来、このようなスタンプカードを発行してくれるようになったが、カードの有効期間はスタンプの最終日から1年などではなく、2011年(民国100年)8月31日までのよう。すなわち、それを期限としてスタンプカードが廃止されるのかもしれない(未確認)。
スタンプは1泊で2個押印され、1枚分10個(5泊分)がたまると390元分の宿泊費として使える。
また、2枚(20個:10泊分)で860元分としても使える。
(つまり、2枚溜めた方がお得)
なぜ1枚が390元なのかと言うと、このホテルの最も安い部屋での休憩の値段設定が390元だから。その部屋の宿泊費が860元なので、2枚で1泊できるという意味ですな。
で、×02号室の宿泊客は1泊930元(休憩の価格は不明)なので、2枚分のスタンプカードを使う場合、930元-860元=70元支払えば良いことになる。

上の写真は602号室でござる。
4.クレジットカード
このホテルでは、アメリカンエキスプレス、JCB、VISA、マスターのクレジットカードが使用可能。

5.連れ込み宿
基本的にこの宿は連れ込み宿で、カップルの休憩が多い。しかも客の多くは台湾人ではなく異国からの出稼ぎ労働者風の初々しいカップルやおじさんおばさんカップルといった組み合わせである。なかんずく×02号室と壁を接する隣の部屋(つまり上の見取り図の×06号室)は窓がない安い部屋のようで、特に週末は昼も夜も部屋の稼働率が最も高い様子。幸か不幸か×02号室の壁の向こうはその部屋の水回りのようで、ベッドからの怪しい物音は余程のことがない限り聞こえないがシャワーの音は日夜もろに響いてくる。(読者さまの宿泊体験によりますと、×06号室は平面図のように狭くはなく×02号室程度の面積があるとのこと→平面図が結構いい加減のようですな・笑)

6.室内設備の老朽化
・シャワーヘッド
シャワーヘッドは固定されない。掃除後の部屋に入ると、最初はシャワーヘッドが固定金具にかろうじて(サーカスのように)引っかかっている(上の写真参照)が、私の経験では洗髪などの使用中にこの金具にうまく留まったことがない。シャワーヘッドは必ず頭の上に落ちてきて、お湯があたりにまき散らされるのでありま~す・・・_| ̄|○
少しは改善してくれるといいのだが・・・
・バスタブと便器
バスタブと便器の色は濃い臙脂(えんじ)色で、室内照明の暗さも相まって、きれいなのか汚いのかよくわからない。
ちなみにバスタブ周囲には頑固な黒カビの汚れあり。部屋によって黒カビの繁殖具合は異なる。
日本からカビキラーを持参して掃除してあげるのも一考?(≧∇≦)
・リネンとタオル
ダブルベッドのシーツは清潔に白いが、きっとどこかに穴が空いていて、周囲は必ずほころびている。
タオルはバスタオルとフェイスタオルが2人前準備されているが、かなり年季の入ったヘチマのようなタオルでゴワゴワ感ありまくり。周囲もほころびが目立つ。ただし、タオルについては徐々に新品のタオルに入れ替え始めているようで、10回に1回ぐらい新しくて柔らかいタオルに当たったこともある。
・冷蔵庫
冷蔵庫はあるがあまり効かない。特にチェックイン直後には庫内の温度設定が「弱」に設定されているはずなので、自分で「強」にあげておく必要がある。それでも冷蔵はあくまで効かないので、牛乳などの生ものを入れておくのは要注意。
ちなみにかつては有料バーのシステムでもあったのか、庫内の下半分は瓶か缶を入れておくケースになっている。つまりこの冷蔵庫にはモノがほとんど入らない。
・ゴキブリと蚊
冬の季節を除いて、蚊取り線香は準備した方が良い。何匹ともわからない蚊がどこからともなく入ってくるようで、いつも飛んでいる。
ソファの隙間からはしばしば小型のゴキブリが登場するので食べ物をソファの上に置いたままにしないことが鉄則である。
いつか吾輩はこの害虫たちを退治しようと思い、バルサンを買って鞄に収めて日本を飛び立とうと思ったことがあった。しかし、ご存じのようにバルサンは飛行機に持ち込めないので出国時に没収されておしまい。(≧∇≦)
7.サービス
・免費無線上網(無料WiFi)
部屋に置いてあるTVのチャンネル表に、免費無線上網(無料WiFi)の暗証番号が書いてあり、部屋で24時間高速インターネットが快適に利用できる。

・アメニティ
歯ブラシ、石けん、ひげそり、シャワーキャップなど、使い捨てのものがそろえられている。メーカーは白人印(台湾では白人印と黒人印が競っている。ちなみに袋に書いてあるピエールカルダンはウソ八百である)。吾輩のように使わないでそのまま置いておくと、掃除の度毎に増えていく。つまり、自分の歯磨きなどを置いておくスペースがなくなりはなはだ邪魔!(掃除のおばちゃんによっては使わないのがわかったら紙コップにまとめて差しておいてくれる場合もある)
・飲み物の支給
天然鉱泉水(ミネラルウォーター)600ml2本、缶入りスポーツドリンク1本、缶入りビタミン炭酸飲料1本が毎日無料で支給される。また、給湯器が室内にあるので、毎日2人分支給されるコーヒーパウダーを使って自室内で熱いコーヒーを啜ることが可能です。(ちなみにRich氏はコーヒーを飲まないのでいつも手を付けずですが・・・)
・コンドームの支給
毎日2ヶのコンドームが支給される。(≧∇≦)
吾輩は不要なので奥の電話の脇に避けておくのだが、掃除が入ると写真のようにキッチリと襟のところに並べて置かれる。
いつも不思議に思うのが、1ヶの箱が平たくて、もう1ヶの箱が立体に折られていること。永遠の謎。
・TVのリモコン
謎といえば、フロントで鍵と一緒にTVリモコンを渡される件。気にすることはないのだが、連泊中の外出時に鍵をフロントに預けてTVリモコンを部屋に置いたままにしてあっても、掃除の時に回収されるようで、帰ってきたら鍵と一緒にTVリモコンを渡される。
そのことに気付いてから、吾輩は出かけるときは努めてTVリモコンを鍵と一緒にフロントに預けるようにしている。
それにしても、TVリモコンなど部屋に置きっぱなしでいいと思うのだが・・・
台湾ではTVリモコンってそんなに貴重なものなのだろうか?それとも単に昔からの習慣を引きずっているだけで、特に深い意味はないのだろうか?
8.空港行きの交通
前日までにフロントに頼んでおくと、400元で空港までのタクシーを予約してくれ、指定した時間に宿の前まで来てくれる。
ただし、白タクの場合があるので要注意。白タクはタクシー車両でないのですぐにわかる(つまり普通の家庭用乗用車。縫いぐるみなんかが載ってたりする)。運転手はなぜかいつもニヤついたねえちゃんかおばさん。400元の小遣いが入るのが嬉しいのだろう。しかし白タクに乗って事故とか何かあった場合話がややこしくなるので乗らないほうが無難。
予約時に「不要小姐タクシー!」と伝えておけばまずOKでしょう。
しかし、白タクは夜の担当(屈強そうなおじさん2人組み→用心棒の役割も果たすフロントマン?夜23時~朝8時まで担当)とメガネのちょっと性格のきついフロント姐(他にもう1人のかわいい系小姐と日交代で8時~22時頃まで担当)と結託してマージンでも受け取っているのか「ノープロブレム!」などと言い、半ば強引に白タクに乗せようとすることもある。この期に及んで「正規タクシーは450元よ!」などとメガネのフロント姐が発言することもある。とんでもない話で、本来正規のタクシーでも400元なのに白タクに乗らされて400元取られるのはバカらしいですね。200元や300元などと値引きするならまだしも。それにしても彼らもはっきりと「白タク」と言うのがおかしい。(≧∇≦)
吾輩、早朝で時間がないとき、1度だけネーちゃんの運転する白タクに乗ったことがあるが、そのネーちゃん、運転態度がはなはだ悪い。携帯電話で延々話ししながら片手の指一本でハンドルを支え時速100km出すなど・・・。なので白タクには2度と乗りたくないと思った次第。
正規タクシーならまだしも運転経験から一応は運転のプロなので、得体の知れないおばさんやネーちゃんよりはよっぽどマシですね。
一応運転手には命を預けることになるので、普段着(ジャージ姿やホットパンツのこともある)のニヤついたおばさんやネーちゃんにはたして自分の命を預けられるかどうかを冷静に判断した方がいいでしょうね。(≧∇≦)
このホテルで一番信頼できるのは、おそらくマネージャーであるらしい体の小さいメガネをかけたおばさんでしょうね。
その他のスタッフも、白タクの件に関して以外は基本的に親切で、パソコンテーブルを貸してくれたり殺虫剤を振りかけてくれたり、いろいろありがたい。
その他、吾輩がこのホテルに泊まった話題はこちらよりご参照のほどを!(≧∇≦)
ということで・・・
タイからやってきたかわいい女の子Sukjai(スクジャーイ)、雀巣大飯店のベッドでくつろぐの図。
(≧∇≦)
ま、みなさまこれからも台湾で良き旅を!(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!!
↓現在の話題はこの周辺です。
Posted by Rich氏 at
12:47
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