2006年05月02日
【写真】台湾・鹿港「天后宮参拝」

ど~ですか。天后宮です。
吾輩、腹がいっぱいになってから、ようやく天后宮に参拝する気持ちになりました。
散々おいしいものを喰いまくってから天后宮にお参りするのが2番目3番目の後回しになってしまってどうもすみません・・・_| ̄|○

ここが鹿港の繁華街の中心にあたる天后宮です。
寺の中に安置される媽祖(あるいは馬祖:台湾で最も崇拝されている海の女神)は、清王朝の将軍によって大陸からここへ運ばれたもので、もともとは色彩があったらしいのですが、年月による風化とお香の煙によって黒くなってしまったので、今は「黒顔媽祖」と呼ばれているようです。
台湾や中国またはタイやインドの寺院を見て、我々日本人はその宗教的な建物の極彩色に驚いたりするのですが、それは日本人がふだん日本で色あせた寺院や仏像に見慣れているせいであるのです。もともと仏教寺院や仏像は昔から極彩色で金ピカだったらしいのですが、仏像や仏教美術品が大陸から海を渡ったときに年月による風化により色あせてしまいました。そのため日本人に心の奥底に、その地味な色合いがまさに仏教らしい風合いなのだと刷り込まれてしまい、中国系やタイ、インド等のハデな寺院に接するたびに、あんなに派手すぎるとありがたみがないなどという感想を漏らすようになったのです。
反対に、日本に来た台湾人やタイ人にとっては、日本の寺院の無彩色を見て、たとえそれが有名な寺院であっても、きっと物足りないと思うんでしょうね。もっとも例外的にハデな金閣寺やわざと金ピカの新しい仏像を導入するお寺もあるようですが。
さて、そんなことで、台湾にありながら黒くて地味な「黒顔媽祖」に対して、台湾人はどう思っているのでしょうか。スキがあったら極彩色のペンキで塗りたくってやろうとでも思っているのでしょうか。

吾輩が見ていたところ、信心深い台湾人の老若男女はその「黒顔媽祖」に向かって何度もお辞儀をしてひざまづいて手を合わせ、半月状の神様のご機嫌伺いの石を放り投げおみくじを引き、または長い線香を胸の前で握りしめながら長い間じっと動かずに−−−おそらくはむちゃくちゃ俗的なお願いなのかもしれませんが−−−信心深くお祈りをしているのでした。
台湾人が寺院で過ごす時間というのは、お祈りひとつにしても、縁石に座って友と語り合うにしても、日本人が寺で過ごす時間と比べものにならないくらい長いのでした。
作法がわからない吾輩はともかく台湾人の邪魔にならないようにし、寺の中で過ごすにしても手持ちぶさたなので、やっぱりすぐに出てきたのでした。
・・・ということで・・・
吾輩、お寺参りでそんなにエネルギーを使ったとも思えないのですが・・・、なんだか小腹がすいてきました。
さあて、何か食べに行きましょうか!
(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!!
↑きゃ~!こわい~!

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Posted by Rich氏 at 08:35│Comments(0)
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