2006年03月18日
【写真】台湾へ出発「厳しいセキュリティチェック」
さあさ、台湾ネタが始まって喜んでいただいている御仁もおられるかと思うのですが、この話、なかなか台湾に入国しないんですね~。
え? はやく台湾の旨飯の写真が見たいって? 良い子は我慢我慢・・・
ってことで今回のネタは関空のセキュリティーで不覚にも見つかってしまった、刃渡り2cmの小さなナイフのお話です。
このナイフ、吾輩自身さえこんなものが鞄の中に潜んでいたなど露知らずでした。というのはナイフと言っても、そもそも爪切りなのです。小さな爪切りに小さなナイフが折りたたまれているものでした・・・。自分でも忘れているようなものを発見されるとは、セキュリティーのX線検査って結構精密なのですね!
ま、指摘されたら機長預けにして現地で返してもらえば良いので吾輩はあわてなかったのですが、なななんとアメリカの航空会社はセキュリティのところでの機長預け処理は無理で、そこでは廃棄処分しかできないとのことでした。あの使い捨てライターを放り込む透明のプラスチックの箱を指さして制服姿のかわいらしい女性職員が吾輩に向かって「ここに入れる?それとも飛行機に乗らない?」などと目で訴えてきました・・・_| ̄|○
爪切りぐらいは家にいくつかあるのでめんどくさいので捨てても良かったのですが、じつはこれは知人からもらったカナダ土産だったのです。どうも心がこもっているものを簡単に処分する気持ちにはなれない。
そこで他に手段はないのかと、そのかわいらしい制服女史に吾輩は訊ねました。旅行先に爪切りを持って行かなくてもいいので、たとえば関空に保管してもらえるとか・・・
しかし、制服は言いました。「関空のコインロッカーに入れるのは可能ですが、一日300円かかりますね」・・・たかが爪切り1個で・・・_| ̄|○
機長預けは無理かと聞くと「もう一度チェックインカウンターに引き返して訊いてください」とのことでした。「でもチェックインカウンターでも、アメリカの航空会社は機長預かりしてくれるかどうかはわかりませんよ。アメリカのキャリアーは厳しいので・・・」などとかわいい制服職員はのたまいました。チェックインカウンターに引き返すのは可能だそうですが、そのときセキュリティチェックはすさまじい行列だったのです・・・・
ともかく吾輩には選択の余地がなく、とりあえずチェックインカウンターで交渉することを希望しました。すると制服女史は少しめんどくさそうな態度で、まずは当機のチェックインカウンターに電話をするのでしばらく待つようにと言いました。セキュリティチェックの内側まで入ってきた乗客がまた外に出て行くとなると、いろいろ面倒なんでしょうね。しかし、だからと言って簡単に捨てられないものもあるんですぞ、業務に忠実な凛々しい制服姿の女史よ・・・。
しばらくすると制服が戻ってきて「今からすぐに行ってください」となりました。行列の脇をすり抜け・・・。幸い、首からぶら下げる「優先パス」のようなものを持たせてくれて、戻ってくるときは渋滞の車の隙間をすり抜けて走るパトカーや救急車のように行列をすっ飛ばして来れるということでした。こういう特殊な体験はむしろおもしろいものですが・・・。
結局、ノースウェスト航空カウンターで、その爪切りを預かってもらえました。到着時に手荷物引渡場に流れてくるので、それを受け取れとのこと。それにしても、こんな小さなものでもベルトコンベヤーで流される? ベルトの隙間に落ちてどこかへ行ってしまうのではないかい?・・・_| ̄|○
話が長くなりましたが、台湾到着時に、吾輩は手荷物引渡場でどのような形で自分の爪切りが現れるか待ちました。そもそも吾輩は手荷物引渡場で待たされるのが嫌なので、飛行機に乗るときはいつも小さな手荷物だけで済ましているのですが・・・。吾輩はツアーではないので、路線バスで街に行かねばならず、夜も更けてきたので早くバス乗り場に行きたいのですが・・・
しかるに、巨大荷物の隙間に流れてくるだろう「小さな爪切り」を受け取るために、ベルトコンベヤーの前で10分15分とひたすら待たされているのです・・・_| ̄|○
幸い爪切りは箱に入れてくれてありました。手に持つと、空の箱同然の軽さで、揺さぶると、カタカタと、たしかに爪切りが入っている音がしました。
箱にはマジックで大きく私の名前が書いてありました(写真ではモザイク)。

翌日ホテルで箱を空けました。こんなに大きな箱に、小さな爪切り1個。

思えばこの爪切りを知人からカナダ土産にもらったときは嬉しかったことを思い出しました。爪も切れるし、果物の皮も剥けるぞ!って・・・
しかし、こんなに人を煩わせてくれるんだったら次回からはキミは家で待機ですな・・・。
ベッドに横たわりつつその爪切りをしげしげと眺めているうちに、「MADE IN CHINA」の文字を見つけました。カナダ土産のはずなのに・・・ま、よくあることでしょうが・・・_| ̄|○


★★★(≧∇≦)ぶぁっはっはっ星人の「大宇宙の中の小さなお店」★★★
★★★
★★★
★★★
★★★
Posted by Rich氏 at
08:35
│Comments(0)
2006年03月18日
【写真】台湾へ出発「機内での事件・・・」
みん1001さんの台湾旅行記にも書いていますが、ノースウェスト航空のヒコーキの客席は自動でリクライニングになるっちゅうのがあるらしいのです。
ま、こんな「はずれ」ぐらいどの航空会社にもあるでしょうね・・・
ってことで搭乗時にはこの話、あまり意識してなかったのですが、自分の椅子に座ってみて何気に足元を見ると、普通はちゃんとはまっていなければならないと思われるものが見事に「はずれてる!」のでした。まずは写真を見てください。

ど~ですか、はずれてるでしょ?
空調か何かの通気口の蓋なのでしょうか?
これがはずれたからってたぶん飛行には支障がないとは思うのですが・・・
吾輩の前の座席の横なのでしたが、お節介な吾輩は前の人の肩をつついて指摘してあげました。
するとその席には日本人の台湾に観光旅行に行くらしいオネイサンがニコニコしてガイドブックなどを開いて座っていたのですが、突然青ざめた顔をして通路を走って客室乗務員に報告しに行きました・・・
しばらくすると飛行機の整備士らしい作業服をつけたイケメン兄ちゃんが現れ、腰にぶら下げたものものしいドライバーを使って器用にねじ止めしてくれました。その後「OK!ノープロブレム!」となぜか英語で観光旅行オネイサンに言って、オネイサンは引きつった笑いで「イエース」などとこれも英語で応え・・・同じ日本人同士なのに・・・ま、ノースウェスト機内はすでにして日本ではない雰囲気を醸し出していたのですね。
ちなみにイケメン整備士が去った後、ねじは完全に留まってなかったようで、滑走の振動でその蓋は見事ふたたび「パカッ!」と開きました・・・。しかも、通気口のような穴からは細かい砂埃のようなものが吹き出してくるのでした・・・_| ̄|○

(先と同じ写真ですが修理前も修理後もさして違わなかったので・・・)
ヒコーキはもう宙に浮いていたので機内には整備士もおらず、いまさらじたばたしても始まらないのです・・・足で蹴飛ばしてとりあえず閉まったということにしておきましょうね。
さて飛行機は無事飛び立ったのですが、飛び立つ前、なぜか始終不機嫌そうなアメリカ人スッチーは吾輩の座席横を通り過ぎる度に、吾輩の背もたれを力ずくで起こして去ってゆくのでした。
吾輩は飛び立つ前からリクライニングを倒してリラックスしていたわけではなかったのです。しかし、ハッと気づきました。これこそがみん1001さんの左右のご両親が体験した「自動リクライニング座席」なのでした・・・ついに吾輩にも当たってしまったということなのです・・・_| ̄|○
滑走から上昇時に後ろに押しつけられる「G(重力加速度)」を感じている間中、リクライニングが後ろにだんだん倒れていくので、吾輩は腹筋でささえなければならないのでした・・・みんさんの話とまるで同じ・・・けっこう疲れるぞ・・・おんぼろノースウェスト航空よ・・・
★★★(≧∇≦)ぶぁっはっはっ星人の「大宇宙の中の小さなお店」★★★
★★★
★★★
★★★
★★★
Posted by Rich氏 at
08:35
│Comments(0)