2008年09月07日

【台湾・花蓮】太魯閣(タロコ)大橋を渡る(≧∇≦)


ということで・・・







ど~ですか。



太魯閣號の隣に吾輩が乗る普通列車が入線して参りました。



さっそく車内に入ると・・・







ど~ですか。



窓から景色を見るのには非常に不適切なロングシートでございました・・・_| ̄|○



内心、こんな風な客車列車を期待していたのですがね。



日本でも同じですが、ロングシートの車両はもともと人間をたくさん詰め込んで立たせるために作られているので、座ったまま窓の景色が眺めにくいし、おやつすら食べづらく、旅情に欠ける列車なので、吾輩、どうも苦手なのでございます・・・_| ̄|○



かの宮脇俊三氏は「クロスシート(向かい合わせの座席)では気兼ねなくワンカップが飲めて、その姿は旅人に相応しい。一方ロングシートでワンカップを飲んだらその姿は単なるアル中にしか見えない」という意味のことを書いていましたね。



鉄の第一人者である宮脇俊三氏さえも「ロングシートに乗るくらいだったら鉄道旅行をしないほうがマシ」と言わしめたのがロングシートなのです・・・_| ̄|○



そーなんです。



吾輩も「ロングシートの列車に乗るくらいだったら、バスの方がまだマシ」と言いたいのでございます・・・_| ̄|○



ロングシートで本格的に窓の景色を眺めるには靴を脱いで窓に向かって正座しなくてはなりませんね・・・_| ̄|○



で、その姿はまるで子供ですね・・・_| ̄|○



大の大人が、まさかそんな格好をするわけにはいきませんね・・・_| ̄|○



でも、そういえば最近大都市近郊の電車では、そんな風に座って窓の外を眺める子供を見なくなったような気もします。



最近の子供は外界には興味を持たなくなったのでしょうかね?



さて、そんな風に窓外を見ることにこだわるのは、花蓮−蘇澳の区間は台湾随一風景の良いところを走る路線であるからです。







ど~ですか。



このように、花蓮を出発した鉄道は、海岸沿いに北上していくのです。



台湾の鉄道は、かつては長年「台東−花蓮」間が狭軌鉄道として独立していて、台北方面へつながる蘇澳までの鉄道とは分離されていたのです。



狭軌鉄道であった「台東−花蓮」間の標準軌への移行と「花蓮−蘇澳」間がつながったのは比較的近年のことですが、長い間分断されていたのは「花蓮−蘇澳」間に、台湾一険しい清水断崖という難所があるからなのでした。



そういう難所を行く鉄道は景色がいいのですが、これまた比較的最近になって清水断崖のさらに山側にトンネルを掘り、かつて景色が一番良かった場所はトンネルの中となり、鉄道の乗客は何も見えない・・・ということに相なりました・・・_| ̄|○



このように、鉄道の歴史を見ていくと、便利になるに従って旅情に薄れて行くのが免れないようですね。



ロングシートという合理化もその一つだと思います。



さてさて話が長くなりましたが、花蓮を出発した列車は「花蓮−蘇澳」間の険しい風景の一部を眺められる場所を走っています。







ど~ですか。



「太魯閣大橋」という橋を渡っているのですが、この川は太魯閣峡谷から流れてきている太魯閣渓でございます。



あいにく天気が悪いですが、この向こうには3000m級の山々が連なるのですよ~



そんな山々がいきなり海に落ちてくる・・・と言ったような急峻な断崖がこれから走る清水断崖なのです。



もっともその断崖の区間はトンネルの中なので何も見えないのですがね・・・



それにしてもロングシートで窓外の景色を眺めたり写真を撮るのはひと苦労でございます・・・_| ̄|○



腸捻転を起こさないように気をつけないといけないのでございます・・・_| ̄|○



(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!!





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おっ! Rich氏、気分はバンコクの凶暴ケーキ!?(≧∇≦)




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Posted by Rich氏 at 08:35Comments(0)